例会のあゆみ
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2003年2月7日号

研究会より

4月以降の予定も少しずつ具体的になってきています。また、新たに会員を募集する季節を迎えようとしています。周りの方、お知り合い等お誘いの上、例会に参加なさいませんか。

♪ 参加者から ♪
第58回例会「フランス歌曲公開レッスン」

楽譜
12月の例会、野平一郎先生によるフランス歌曲の公開講座は、G. フォーレ、C. ドビュッシー、O. メシアンと、プログラムも幅広い年代にわたる大変興味深いものでした。とくにメシアンは、この作品の演奏自体、歌い手に幅広い音域とパワーが要求されピアノも超絶技巧的なので、めったに間近でこのような形で聞けることは無いと思われました。

野平先生は、このメシアンの「ミ」のための詩が、20世紀ロマンティシズムの究極の作品だと言われ、この中に込められたはかり知れない感情的エネルギーや、エロティシズム等について。又、近代から現代の作曲家についてもY. クセナキス等を例にあげられ、真の作曲家のエネルギーが民衆を動かすものとなる等の話をして下さいました。

私をはじめ、他の大半の方たちもメシアンや現代作曲家についてはなかなか接する機会も無く、よく解らないというのが正直なところですが、いつも先生は、フランス、ドイツ、クラシック、モダンのジャンルを超えて音楽というものの中に存在するエネルギーの本質を話して下さいます。先生の情熱とあり余る知識、洞察力の深さに私も含め参加会員は感動し、大満足でした。


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