例会のあゆみ
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2006年4月3日号

研究会より

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♪ 参加者から ♪
91回例会
フランス歌曲T 〜作曲家、ピアニストとしての観点から〜
楽譜

326日の参加者より

 会場の二期会スタジオにあるスタンウェイは、オペラの練習などにも使われるため音が整っていなくて弾きにくいと感じていました。しかし野平先生がお弾きになると、ドビュッシーの複雑な譜面がハーモニーの骨組みと対位旋律にきれいに分かれて、まるで立体模型を見るように聞こえてくるのです。曲についてご指導くださることは、「リズムを正確に」「曲や各部分の性格をはっきりつかむ」等特に目新しいことではないのですが、間近にいて先生がそれをおっしゃるために感じられているものが何とはなしにわかるとその意味がまた違ってきます。演奏家は「1日休むと……」といわれるように肉体運動の条件にどうしても縛られてしまうのですが、まず始めに「音楽」があるということを改めて感じたレッスンでした。                 矢部 伸子