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2008年6月3日号

研究会より

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♪ 参加者から ♪
113回例会
フランス歌曲
                                       5月22日の参加者より

 武田正雄先生は、まずフランス歌曲の歴史を時代背景に照らし合わせながらお話しくださりそれに続く受講者へのアドバイスも内容豊かで楽しく、2時間がとても短く感じられたことを皆さんにお伝えしたいです。ソプラノの萩原雅子さんと私は、フォーレの若い頃のみずみずしい作品を聴いて頂きました。初期の有節歌曲はどのように変化をつけていったらよいか、あまり極端な思い入れは禁物か、などと迷っておりましたが、もう少し表情をつけた方がいい部分もあるというご指導。『蝶と花』では「ピアノはもう少し軽やかに!少々蝶が飛びにくいね」というご指摘。その通りでした…。発音はもちろん、詩の解釈において陥りやすい思い込み、ピアノの音色作り、作品によっては歌とピアノのバランスの判断が難しい点など、深く掘り下げられたお話は講座全体を通してとても勉強になり、また、『フランス歌曲とドイツ歌曲』(白水社)をはじめ、いくつかの文献も紹介して下さいました。今回はフォーレとドビュッシーだけになりましたが、次回は他の作曲家の作品も用意し、是非また先生に講座をして頂きたいと思います。 (松永朱美)

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