代表の渡邊登志子先生に代わり、御夫君の声楽家渡邊一夫氏(弘前大学名誉教授)に代表を務めていただくことになりました。
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2011年6月3日号

研究会より

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♪ 参加者から ♪
144回例会
5月例会 イタリア歌曲  

楽譜
  5月9日の受講者より

ロッシーニの歌曲で受講させていただきました。自分にとって苦手感がある曲でした。歌うための何か秘密があるのではないかと選曲いたしました。開始前の練習を聴いて何が私にとって必要かを、もう考えていただいていたようで、短い時間でも的確なご指摘ですばらしく楽しい時間を過ごさせて頂きました。「L'Invito」はボレロのリズムにのって誘うように歌うためには、どのような事を考えて行けばよいか、イタリア語の発音では、二重母音や「R」の言い方、「V」と「B」の違いなど、細かいところまで鋭い耳でご指摘いただきました。あふれるようにたくさんの言葉があるとつい、ないがしろになりがちな言葉の点を改めて考えねばならない事がわかりました。ピアノの伴奏がその雰囲気を作っていけるように速さ、リズムの考え方、旋律の構成や前奏、間奏、後奏などの考え方など、短い言葉でもいろいろな意味をもったご指導で「そうか、こういうことか。」と思う事が沢山ありました。発声についてのポイントでも、「腹式呼吸でもお腹を張らない。」「響きを集めない。」など様々な経験を積まれた先生ならではのお言葉がありました。「からだの中心で歌うように考えているの」とのご指摘には「はっと」感じるものがありました。とても私にとって幸福な時間であったことをご報告しておきます。ありがとうございました。                       (和田浩子)                                                     
142回例会
マラソンコンサート  

5月18日の出演者の感想より

■今回初めて試演会に参加しました。震災の影響もあり、少しずれましたが落ち着いて準備も出来たので良かったです。 また、演奏した方々の曲目等も、バラエティーに富んでいて勉強になりました。 毎回思うことですが、人前で演奏する ことはどんな場所でも緊張します。いつでも人に聞かせる緊張感を持って音楽と向き合いたいです。 
                            (田中綾子)


■今回のマラソンコンサートでは,ドビュッシーの伴奏で参加させていただきました。ヴェルレーヌの詩の世界とドビュッシーの洗練された和声の響きに魅せられ,弾けば弾くほど好きになり,同時に難しさもありましたが,歌い手の方と色々と考えながらの練習はとても充実したものでした。その曲によって喚起される心象あるいは,ぼんやりと漂っている気配などを,いかに表現するか。そのためには,とても繊細なタッチが求められ,いい勉強になりました。 当日,私は観客としても最初から最後まで聴かせていただきましたが,曲も多岐に わたり,それぞれに違った趣があり,改めて歌曲の奥深さを感じました。あえて問題点を挙げるならば,ホールのスペースのことも考えて,出演者の出入りのかたちを決めておいた方が良かったと思いました。最後になりましたが,震災の件もあり,色々とご苦労くださいました運営委員の皆様,ありがとうございました。                                (永瀬 典子)                                                
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