3月の例会のお知らせ 2025年3月
第275回 3月例会
福井 敬氏(テノール)プロフィール
国立音楽大学及び同大学院、文化庁オペラ研修所修了。文化庁在外派遣等により渡伊。イタリア声楽コンコルソミラノ大賞(第1位)、芸術選奨文部大臣賞新人賞及び芸術選奨文部科学大臣賞、五島記念文化賞オペラ新人賞、等受賞多数。東京二期会『ラ・ボエーム』ロドルフォ役での鮮烈デビュー以来、数々のオペラに主演。群を抜く輝かしい声、音楽性豊かな表現力かつ情感溢れる演技により、聴衆を魅了している。古典から現代、日本の創作物まで手掛けたオペラは60を超え、『ローエングリン』『トスカ』『ドン・カルロ』『リゴレット』『こびと』『カルメン』『蝶々夫人』『ファウストの劫罰』等大役を次々と演じる。特に『トゥーランドット』カラフ役は様々なプロダクションで絶大な称賛を得ている。近年では『オテロ』『パルジファル』『ホフマン物語』『トリスタンとイゾルデ』『アイーダ』『タンホイザー』『椿姫』『ワルキューレ』『サムソンとデリラ』『フィデリオ』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』等で英雄的かつノーブルな存在感、深い苦悩の表現で観客を魅了している。 「第九」や宗教曲のソリストとしても小澤征爾、ズービン・メータ等多くの国際的指揮者から信頼を得ており、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団等、国内外の主要楽団と共演も多い。 CDは「君を愛す」「愛を抱いて」アリア集「朝は薔薇色に輝き」「宮澤賢治歌曲集」「悲しくなったときは」 「この道」「六騎」等多数。国立音楽大学教授。東京藝術大学非常勤講師。二期会会員。プログラム
1月の例会のお知らせ 2025年1月
第274回 1月例会
鴨川 太郎氏(バリトン)プロフィール
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程および博士後期課程修了。博士(音楽)。 1991年から国際ロータリー財団奨学生としてイタリア・ミラノに留学。1995年、北イタリア・ローディ市の 第6回・国際コンクール・オペラ部門で3位入賞。 さまざまなオペラや宗教曲、またベートーベンの《第九》のソリストとして活躍。2016年にはイタリア・ロヴェレートのザンドナーイ劇場における二橋潤一作曲・オペラ《箱館戦争》(榎本武揚 役)に主演し、 イタリア初演を果たす。1997年以来リサイタルも重ね、2008年のリサイタル「古今東西いろはにほへと」(東京文化会館小ホール)は『音楽の友』誌上でも高く評価される。 2017年、日本歌曲のCD「写楽の鏡」(Pf:沼田宏行/ナミレコード)をリリース。 2019年、自ら企画・構成・出演したイタリア文化会館における、二期会イタリア歌曲研究会の創設者・嶺貞子女史を追悼する公演「レスピーギ歌曲の世界」も高く評価された。 東京藝術大学、昭和音楽大学等の講師を経て、現在、北海道教育大学教授(釧路校担当)。公益財団法人日本 オペラ振興会評議員。日本歌曲振興波の会理事。日本ロッシーニ協会会員。2018年より二期会イタリア歌曲研究会代表。2022年、釧新郷土芸術賞受賞。 2024年、『イタリア歌曲の世界を徹底解剖~イタリア歌曲の詩と音楽の魅力~』(共編著)を全音楽譜出版社 より刊行。プログラム