今回は山下健二先生をお迎えしてのロシア歌曲の研究会となりました。まず、今回取り上げた作曲家、グリンカ、リムスキーコルサコフ、ラフマニノフについての簡単な説明に始まり、ロシア語のアルファベットの表記、発音法の解説、そして歌唱と進められ、会場の参加者の中にはこのユニークなロシアの文字に魅せられた方もいらっしゃったようで、ロシア語の文法に関するものや、発音などについての質問が飛び交っていました。
ロシア語は馴染みの薄い言語であるために、その詩を理解することに力点が置かれ、曲の解説も詩的観点からなされ、歌唱中心に進められた様でしたが、終わりにはグリンカ作曲の「ひばり」を斉唱し和やかな雰囲気の中に閉会となりました。山下先生がロシア語と日本語を母国語とされているせいか、会場にロシアの香りの漂う例会となったように思います。
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