9月19日に平島誠也先生の講座で歌わせていただき、引き続き今回のミリャコヴィッチ先生でもレッスンを受けることができて大変勉強になりました。
スメタナ作曲「売られた花嫁」は、ソプラノのアリアでメッツォソプラノの私には戸惑いもありましたが、受講させていただきました。恋人を想うこの胸の痛み…と歌い上げるとても美しいメロディで気に入りましたが、Asを2小節間やわらかい音で伸ばしていたいのに、楽に歌えずこれをなんとかマスターできればと思っていました。ピアノの川原玲子さんとルチア ボッブ、エリザベート、シュワルツコップフ、エヴァ、ウルヴァノヴァーのCDなどを聞き比べ、二人で随分研究しました。
最近は、日本歌曲とドイツリートの演奏が主で、アリアを歌うのは久しぶりでした。若いころはオペラをよく歌っていましたし何だか歌曲の演奏の時とは違うエネルギーが再燃とでも申しましょうか、ふつふつと湧いてきました。
先生にドイツ語が美しいしよく歌えていると褒めていただき、勉強して良かったと一安心。一音一音より楽でよい音にするコツを丁寧に教えてくださいました。姿勢はよかったのですが肩を楽に落とすように言われました。高音を出す時の上唇を上に引き上げず前歯を隠すようにして頬骨を持ち上げる。先生のおっしゃるように声を出すと何と奇麗な声!そしてしっかり支えられた下半身の上に上半身をふぁっとのせただけという感じで身体がすごく解放されているという自覚がありました。何度も繰り返し歌わせていいただけたのでこれからの演奏に生かしていけそうな気がします。本当に有り難うございました。
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