第2回演奏会「日本歌曲の午後」は、アコスタジオという小さなホールが満席で無事終了しました。
この演奏会のまとめ役として、当初、出演者がなかなか決まらず、各方面にはご迷惑をお掛けしました。プログラムは、よく知られた曲から前衛的な三善作品まで幅広く、お客さまにも喜んでいただけたような気がします。
私は三善晃作曲「高原断章」を歌いましたが、自分一人での練習では、ピアノの音を想像することもできず苦労しましたが、ピアニスト高野京子さんと合わせるうちに、楽しく向き合えるようになりました。が、本番は…?イタリア・オペラなどと違って声にやさしくは書かれていないので、ソプラノにとってDあたりのロングトーンで音程が不安定となったり、前から先生に言われていることですが、発音をはっきりさせようとする余り、かえって余計な口の奥の操作をして、声が前に出ないなど、まだ課題は山積みです。でも、「高原断章」が私のレパートリーに加わったのは嬉しいことですし、どんな小さな会場でも、おろそかにせず取り組むことが、結局自分のためになると、改めて実感しました。
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