例会のあゆみ
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2004年6月7日号

研究会より

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♪ 参加者から ♪
第72回例会
R. シューマンとH. ヴォルフの歌曲

楽譜
 私は地方(弘前市)在住のため、研究会には年に1〜2回ほどしか参加できないという状況にあります。そういう中で、今回受講の機会を与えていただき、大変感謝しております。

 今回は、シューマンの「女の愛と生涯」からNo.2、No6 をレッスンしていただきました。この歌曲集は私自身とても好きなものなので、自分ではちょっと勉強した気持ちでいましたが、恥ずかしながら、白石先生の、曲のイメージ等に対する質問に、曖昧にしか答えることができず、詩をもっと深く考察しなければ・・・と反省させられました。先生は、詩の背景、普通でなくはっきりした曲のイメージを持つ大切さを指摘してくださいました。「ここのピアノの部分は心臓のときめき」、「ここの歌パートはファンファーレのように」、「No.」のピアノ後奏からNo.2の前奏に移る時の心境の変化を、どのように表現していくか」、などなど。理解しやすく、具体的に、親切に又熱意を込めて指導して下さいましたし、なによりも先生の笑顔から暖かさが伝わり、リラックスして受講できたことも感謝です。

 以前に、”歌曲は語るものがなければ、全く通用しない。語るためには、語られていることを深く知り、感じることが必要、美しく歌うだけでは済まされない”ということを教えていただきましたが、又改めて、ドイツリートの奥深さとすばらしさを認識させられました。

 今回、青森在住の宮本久美子、矢野吉晴と共に、日頃はなかなか経験できないたくさんのことを学ぶことができ、大変貴重な一日となりました。 (長尾  聖子)

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