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2004年10月28日号 |
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♪ 参加者から ♪ |
第76回例会
ピアニストと歌い手のための「日本歌曲講座, 三善晃の曲を中心として」
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―10月25日例会参加者より―
深まり行く秋の夕べ、瀬山詠子先生のレッスンを受ける幸運に恵まれた。
主に三善 晃の作品を取り上げた今回は、作曲家の伴奏で音楽を創ってこられた瀬山先生ならではの貴重なアドバイスに溢れたものだった。レッスンの中から三善作品の特徴やエッセンスなどをいくつか挙げると
- ピアノパートも難しくそれぞれが独立した音楽でありながら一つの音楽となっている。
- 三善accentまたはnoteと呼ばれる符合の意味するもの <音色>
- espressivoの音色を好む。しかしロマンティックな音色ではない。
- クリスタルな音色を好むと同時に影をわずかに求める。
- 後に続く詩の意味を先取りして音色を表すために、敢えて詩のフレーズを壊すケース。
また、作曲家が詩をどのように読んで作曲したか、それを想像して表現する為のテクニック(息の吸い方、肋骨、脚の付け根、脚、膝の使い方、etc.)の重要性など、時に厳しくユーモアやエピソードを交えた心温まるご指導は、三善作品はまだ早い・・と敬遠していた私の宝物となっている。
「詩を読みなさい、声を出して」多くの意味が含まれた先生の凛とした言葉が今も響く。 (千田 二実代)
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