2月15日例会参加者より -
久邇之宣先生によるR.シューマン、R.シュトラウスのプログラムによる公開レッスンは各作曲家の生涯、作風の変遷から始まり次第に個々の作品へと進みました。こうした視点からのアドヴァイスから、ともすれば日頃与えられた曲だけを弾くという視野の狭さを大いに反省させられました。アンサンブルとしてピアノがしっかり主張すべき箇所、或いは歌い手に任せるべき部分を見極める事を、具体的にわかり易く指摘され又、ご自身の体験を交えてのシュトラウスの音づくり、ウイーン風のワルツの扱いなどユーモアたっぷりにお話くださいました。こういう場でしか垣間見る事ができない先生の豊かな人間性にもふれることができ、私としては久し振りにリートの勉強を大変楽しくさせていただきました。毎回すばらしい企画をしてくださる委員の方々に改めて深く感謝いたします。 (南日 美奈子)
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