9月6日例会参加者より
子安ゆかり先生の「R.シューマンの歌曲による公開レッスン」を受講させていただきました。
レッスンの中で詩の一説を何度も声を出し読んでくださり、その語りは情感豊かで説得力があり、正に歌曲を演奏するということの本質をそんなところからも教えられたような気がします。
ピアニストの立場からは、前奏や間奏での雰囲気作りが如何に大切かということを改めて考えさせられました。そのためには詩の表面的な解釈だけにとどまらずその行間に潜んでいる気配を五感も働かせ深く感じ取りイメージを膨らませてから音のしていくことが重要だということも、学びました。テクニック面でも、遠くから聞こえてくるハープの音をアルペイジオで表すときの響かせ方など、とても勉強になりました。どうもありがとうございました。 (永瀬 典子)
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