11月8日の受講者より
「冬の旅」連作歌曲集は,不治の病による死を受け入れていく31歳のシューベルトの内面史が色濃く表現されている作品です。
「アカシアーデ」 における渡邊一夫・明先生の音源つきの講演,例会で同じ「冬の旅」を弾かれたピアニストたちのアドバイス,歌手松原友さんとの事前の合わせの過程の中で,
現実の音のイメージがだんだんと明確になった気がします。
そして「例会」では,ドイツ語の子音の長さを考えた曲作り,リズム感,音色など,自分の未熟さを痛感しました。 「10月例会」と合わせて,同じ素敵な歌い手で,他のピアニストによる演奏も,レッスン付きで全曲通して聴けたことは大変貴重な経験でした。
(川原 玲子) |