2月8日の受講者より
演奏に先立ち、ブラームス歌曲はポリフォニー、転調、リズム(ヘミオラ、シンコペーション)など複雑な技法を使って書かれているにもかかわらずメロディが美しく流れる、詩は一流の詩人のものに限らず彼の音楽世界が作れるものが選ばれている、などの特徴をお話し下さいました。多くの曲が残っているダウマーが詩人としてはさほどでなく、ブラームスが良い曲を書いたことによって現在まで名が残っているという話は印象的でした。
演奏については、メロディの美しさが生かせるテンポ、そしてピアノパートの具体的なさらい方や同じような形で音符の長さの違いを意識すること(楽器をイメージする)などのアドバイスをいただき、ブラームスへの興味がより深まったひと時でした。
(矢部伸子)
|