代表の渡邊登志子先生に代わり、御夫君の声楽家渡邊一夫氏(弘前大学名誉教授)に代表を務めていただくことになりました。
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2012年4月30日号

研究会より

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♪ 参加者から ♪
154回例会
4月例会 オラトリオ

楽譜
  4月7日の受講者より

 今年度の最初の例会は、バリトンの渡邊明先生をお迎えして、「オラトリオ」を題材としての初めての会でした。 まず、ヨーロッパに於ける教会と劇場の有要性、教会と劇場の比較、オラトリオ、カンタータ、モテット、マニフィカト、コラール、グレゴリオ聖歌の特徴や概要、そこからオペラでの声の捉え方と違い、ドイツ語の宗教曲では、音楽と思想を一体として捉える事、声が何を表現するか、声の持つ思想の表現が重要とされている事を教えて下さいました。 また、夏目漱石の「草枕」から"情三分、芸七分"を引用しつつ、言葉の持つ表情を伝える為には、感情のみならず正しく発音する技術によって表出されるべきである事、テキストの朗読を通してin tempoで正確に語る部分、感情を表出する部分、美しく歌い上げる部分を捉える事、アリアのみを演奏する場合でも「ヨハネ受難曲」全曲の流れを見る、またマタイ受難曲も合わせて勉強する必要性を指摘されました。                               (相馬宏美)
155回例会
「ブルース・アーベル特別講座」
楽譜
  4月20日の受講者より

 ブルース・アーベル先生の特別講座を受講させていただきました。曲目はメンデルスゾーンの「恋する女の手紙」とブラームスの「甲斐なきセレナータ」です。一曲目のメンデルスゾーンの歌曲はメロディーをヴァイオリンで奏でるイメージで、とのアドヴァイス。聴衆にしっかりと表現が伝わるように、ブレスの方法について、先生が適切にご指導下さいました。又、母音やBの発音でフレーズを練習する方法や、テンポが遅れてしまう箇所の修正方法等、大変参考になりました。2曲目のブラームスは時間がなくなってしまいましたが先生が表情豊かに曲の解釈を教えて下さいました。熱意と暖かさにあふれるご指導を下さいましたアーベル先生、アンサンブルを組んで下さったピアニストに感謝申し上げます。   
     (小島三恵子)                           
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