6月27日の受講者より
二期会等で活躍中の山岸茂人先生による講座はロマン派〜近代イタリア歌曲がテーマで、声重視のイメージのあるイタリアものに対するピアニストの側からのアドヴァイスをいただける貴重な機会となりました。
個人的には一番経験の少ないジャンルで選曲の段階から手探り状態でしたが、次々と言葉や和声から出発した解決策を提示していただくことにより、詩との結びつきからしっかりと音作りをして行く作業はどの原語でも共通だということがわかりました。
緻密でありながら、自然体を保たれる先生のアプローチの仕方が、声 に沿った無理のない流れにつながるようです。近代イタリア歌曲は詩との結びつきの強い作品が多いとのことで、先生から御紹介のあったPizzettiやAlfanoにもぜひチャレンジしたいと思いました。 (南日美奈子)
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