7月20日例会の受講者より
ある程度のソルフェージュ教育をきちんと身につけている多くの日本人は、良きに付け悪きに付け、音価のいかんに拘らず、音符をきちんと、そしてその音の上に歌詞を乗せて歌う、という事が多いという事を、長い間気にしておりましたが、それを木暮先生は、見事にご指摘・解決への方法を示して下さいました。大事な言葉の1音目は大切に長めに歌う。主音節をたっぷり歌い、語尾はさっといく。そうでないと「言葉が壊れてしまう!」。大切な母音を繋ぐ。小節線にこだわらないで、フレーズ(言葉)で歌う弾く。rit.は主音節で少し伸ばして、後はTempoに戻して良い。冠詞等で重要でない言葉は、軽くさっと歌う事で、次の大切な音・言葉がより楽に豊かに歌える。装飾音は、音符通りに速く歌うと身体から離れてしまうので、自由に。等々・・。音楽の場面場面で色々変わる事もありますし、あたりまえの様でもありますが、さすがドイツ語圏で長い間培われただけあって、素晴らしい!と確信いたしました。 (小島まさ子)
|