代表の渡邊登志子先生に代わり、御夫君の声楽家渡邊一夫氏(弘前大学名誉教授)に代表を務めていただくことになりました。
バックナンバー   今月の例会   例会のあゆみ
2012年10月2日号

研究会より

みなさま,他のページもご覧いただけましたか?
「メンバーの活動」のページに研究会会員のコンサート情報,CD,著書などを掲載しております。

>> 例会のご案内

♪ 参加者から ♪
160回例会
9月例会 ドビュッシー生誕150年に寄せて 

楽譜
  9月10日例会の受講者より

 武田正雄先生の講座を受講させて頂きました。
ドビュッシーほどフランス的な音楽家はいなかった。ではフランス的とはどういう事なのか? そんな事を交えて進めていきましょうと始まりました。
 「ドビュッシーに魅せられた日本人」という本もご紹介下さり、日本にどうやってフランス音楽が入ってきたかを少しお話下さいました。又「イタリア人の心の中に大なり小なりヴェルディがいるように、フランス人の心の中には大なり小なりマスネーがいるものだ」とプーランクがインタビューに答えているように、ドビュッシーの根底にもマスネーがある。など興味深いお話を沢山して下さいました。
 その後のレッスンはまず「そはやるせなき」を聴いていただきました。一曲目にゆっくりとした曲を持ってくるのはとても難しいことですがとおっしゃり、ゆっくりにとらわれて重くならないようにと教えていただきました。
 フランスの歌というのは、まず第一に流れること。ドビュシーもまずスラーが優先で歌うこと。前奏も水が流れるように進んで、その上にゆったり準備したブレスで歌が入っていく事と、最初の一段目だけでも沢山のことを教えて頂きました。
 二曲を通してテヌート、スラー、タイとどう扱ってよいかわからなかった楽譜の細かい部分をここに書ききれない程教えて頂きました。 
                                (仲山みどり)
サイトの著作権は歌曲アンサンブル研究会に帰属致しております。
このページの無断転用は固くお断り致します。