7月4日例会の受講者より
今年度の試演会は、新しく入会された方、公開レッスンを受けられて研究会にご縁があった方、会員でいらして今まで会で演奏する機会が少なかった方など、様々な方がいらっしゃいました。
しかし皆様熱演で、ひとつのコンサートを堪能する機会を与えていただいた感じでした。選曲も多岐に渡り、ドイツ、フランス、日本のそれぞれの歌曲という枠組みに留まらず、ラヴェルのヘブライのメロディー、リストのペトラルカの詩による歌曲などあまり聴くことができないものも含まれ、文字どおり歌曲研究をするために設けられたコンサートとしての役割を果たしているように思いました。
歌曲という分野はいろいろな面を持ち、ピアノと歌とのそれこそアンサンブルの感覚が最も磨かれるものですが、皆様の演奏を聴いて益々その思いを深めました。
いろいろなアンサンブルのあり方を例会で教えていただき、それをコンサートで演奏という形で表現しご批評いただく。このような機会を与えていただき、大変有意義な経験をすることができました。 (和田浩子)
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