代表の渡邊登志子先生に代わり、御夫君の声楽家渡邊一夫氏(弘前大学名誉教授)に代表を務めていただくことになりました。
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2014年11月5日号

研究会より

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♪ 参加者から ♪
180回特別例会
ドイツ歌曲「解釈と表現へのアプローチ」 

楽譜
  10月23日例会の受講者より

 バリトンのブルース・アーベル先生の公開講座を受講させていただきました。R・シュトラウスの「子守唄」は、出だしのTraume,traumeをPにしなければと萎縮して歌っていたのですが、先生は「R・シュトラウスのソプラノ歌手の奥さんは、もっと自然に歌っていたはずだ。」とおっしゃったので、もっとのびやかに歌って良いのだと思いました。
 それから、「足の指をしっかり広げて大理石の床を強く踏みしめる様に立って、長いチャックを上げたり下ろしたりしている感じで声を出しなさい」とおっしゃった事が、ドイツ語の発音や歌詞の表現にばかり気をとられていた自分が、身体全体を使うという声楽の原点を再確認させていただきました。
 又、下あごや首の力を抜いて声帯に負担をかけないで歌う為に、ホルンの音やドナルドダックの様な声で練習する方法を教えていただきました。
 なかなか真似が出来ませんでしたが、先生がお手本に歌って下さる声は、柔らかくて良く響き、79歳になられる方の声とは思えないほど若々しいお声でしたので、教えていただいた練習法を習得していきたいと思っています。 
          (広川法子)
   
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