4月27日の例会の受講者より
4月の例会はソプラノの釜洞祐子氏を講師にお迎えし、猪本隆 歌曲をテーマに開かれました。
はじめに、釜洞先生が大学生時代に 猪本氏と出会われた頃のユーモア溢れる楽しいお話をされ、会場の雰囲気が 柔らかくなりました。
猪本隆の歌曲作品には、日本語を日本語らしく、「詩」を音楽的に「語る」演奏をするために、従来の楽譜には無い新しい記号や記譜が多く使われており、その楽譜の意図をどう読み表現するか、演奏者個々の感性に委ねられています。
ある程度自由な解釈が出来るので、歌い手とピアニストでアンサンブルを重ねると より立体的な演奏につながる可能性を強く感じました。
レッスンの中で歌って指導して下さる釜洞先生の表現力に満ちた素晴らしい声に感動しました。
私は今までに猪本隆の歌曲を何曲か歌った事がありましたが、今回の講座を受け、改めて新たな視点で猪本作品をもっと取り組んでみたいと思いました。
今回初めて例会で歌わせていただきました 。緊張の中、とても楽しい充実した時間でした。
(丹羽京子)
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