6月23日の例会の受講者より
6月の例会は、三縄みどり先生をお迎えし、「オペラ作曲家による歌曲」というテーマで、先生がご提案されたドニゼッティ、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニによる歌曲についてレッスンしていただきました。
最初に、先生が、「歌曲もオペラのように歌わなくてはいけない。一曲の中でオペラ1本分入っているぐらいの勢いで、すべてのものを表現しなければならない。」と仰ったのがとても印象的でした。そして、「詩」を読むことの重要性を話されました。譜面を見ていきなり歌うのではなく、「詩」を声にだして読み、単語を辞書で引く。そして、次は曲のリズムに合わせて読む。そのあとに、はじめて音をつけるということを教えていただきました。
受講者それぞれに、「これはどういう曲か、どういう風に表現したいか」と質問されながらすすんでいきました。受講する中で、もっと表現しなければならない、そのためには、もっと具体的に詩の情景を見ること、気持ちを感じることが大切だと痛感しました。先生が見本で歌われると、短いフレーズでもドラマを感じました。
今回教えていただいた歌への取り組み方を、今後の練習に生かしていきたいと思います。
(中尾有希子)
|