12月13日の例会の受講者より
ピアニストであり作曲家でもある藤井一興先生の講座を受講させて頂きました。
「フランス歌曲〜ドビュッシーに於けるワーグナーの影響に触れて〜」というテーマで内容の濃い講座でした。異名同音により自由に転調し、終止感の無い世界を作ったワーグナーの影響を、当日取り上げられたデュパルクやドビュッシーの曲の中で具体的に1つ1つ指摘して下さいました。
また、演奏においては、旋法や和声をしっかり分析し計画をもって演奏する事、ピアノのバス声部と歌とを弦楽四重奏の両外声部の様に音程を取っていくと良い音程になる事、ピアノにおけるin
the keyの弾き方や和声の響かせ方等、貴重なアドヴァイスをたくさん頂けたレッスンでした。
(平澤理恵子)
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