2月13日の例会の受講者より
2月の例会はテノールの武田正雄先生をお迎えして「フランス歌曲〜ショーソンとデュパルクに触れて〜」をテーマにご指導頂きました。
ショーソンとデュパルクの師であるフランクも含めて3人それぞれの生涯やエピソード、またドビュッシー、フォーレなど、他の作曲家たちによる歌曲の特徴を交えながら、詩と言葉と音楽のリズムを捉えるヒントを頂きました。 フランス語を話す人の詩の朗読をたくさん聞くことによって抑揚を感じ取ること、そして日本人には難しい“l”と“r”の発音の違いについて“l”は寒色で『らりるれろ』よりも固めで強く、“r”は暖色をイメージしてみる、更に日本の詩は目で読むことが多いがフランスの詩は耳で聞くことを前提に母音や子音で詩の言葉の表情を作っていくなど、たくさんのアドバイスを頂きました。
ご指導の中で先生が歌って下さって、よりニュアンスを感じ取ることができて、大変貴重なレッスンを受講させて頂きました。
(安田 彩子)
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