4月13日の例会の受講者より
ソプラノの三縄みどり先生に、5月の20周年記念コンサートで演奏予定の日本歌曲について3組のペアがレッスンしていただきました。 私は「東京小景」から3曲演奏しました。
ニコライ堂の大きな鐘が、大振りに揺れている様な前奏、「銀座」の出だしのモティーフが、歌と呼応していること、「両国」の花火の描写に関しては、拍子にとらわれず自由に感じてみる、など、ピアノパートについても音楽的なヒント、アドヴァイスをたくさん頂き曲想がより明確になりました。
「銀座」では、先生が歌い手と寄り添いながら逢い傘をさしてるイメージで歌ったら、全然良くなったと会場も盛り上がり、曲のイメージがつかめた感じがしました。
声楽家には、身体の使い方や声の出し方、母音の発音についてなどを実際に先生が歌ってくださりながら、声を伸ばしている間の具体的なイメージなど細かく指導して頂きました。
また、音程、臨時記号などアナリーゼを元に音楽表現を組み立てて行くお話も大変勉強になりました。今日頂いた課題を研究して演奏会に生かせるようにしたいと思います。
先生の美しい歌声とユーモアを交えた楽しく充実したレッスンでした。
(入佐 弥生)
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