1981年日仏音楽協会=関西主催フランス音楽コンクール総合第一位、1982年セルクル・ドゥ・コロンヌ主催第2回日仏声楽コンクール第一位・審査員特別賞受賞。1983年フランス政府給費留学生として渡仏、パリ国立高等音楽院、ブール・ラ・レーヌ国立音楽院他で声楽・オペラ・古楽を研究。レジーヌ・クレスパン、ドゥニーズ・デュプレクス、各氏等に師事。パリ演奏家同盟コンクール、歌曲コンクールなどのコンクールで入賞。フランス国営放送合唱団に籍を置き、古典から現代までの合唱独唱に関わる。日仏両国で日本・ドイツ・フランス歌曲の演奏会、宗教曲の演奏会に数多く出演。2005年帰国し、レクチュアコンサート『フランス歌曲の楽しみ』開催の他、数少ない男性声楽家のフランス歌曲スペシャリストとして演奏活動を続け、宗教曲演奏会にも数多く参加している。
現在東京音楽大学、同大学院講師、聖徳大学人文学部音楽文化学科講師。「歌い手とピアニストのためのフランス歌曲講座」を開催。東京日仏学院、日仏文化会館主催の行事に演奏参加、フランス人音楽家による公開講座の通訳なども務め、フランス文化、フランス音楽の普及に貢献している。日本声楽アカデミー、日本フォーレ協会、歌曲アンサンブル研究会会員。コンセール・C同人。
東京芸術大学音楽学部作曲科卒業、同学大学院博士課程単位取得。アンリエット・ピュイグ=ロジェ女史にコレペティツィオン、伴奏を学ぶ。1988年ウィーン国立音楽大学に学び、89年より同学教育科、作曲指揮科講師を経て、95年より声楽科専任講師。2002年〜2004年はリート・オラトリオ科でエディット・マティス教授のアシスタントも務めた。2008年帰国、10月より武蔵野音楽大学教授。コレペティートア・伴奏者・作曲家として幅広く活動している。コレペティートアとしてはウィーン、ミュンヘン、モンテカルロ、オペラコミック、シャトレ、エスプラナード・サンテティエンヌ(1998年から2000年は、ロームミュージックファンデーションの助成を受け、パリで活動)などの各歌劇場、メニューヒンフェスティヴァルなどの音楽祭、ベルヴェデーレ国際オペラコンクール(ウィーン)などで活動。ベルヴェデーレ国際オペラコンクールでは日本予選の審査員およびコレペティートア部門の審査員(本選)も務めた。2003年からロームミュージックファンデーション主催の音楽セミナー(指揮指導小澤征爾氏)で毎年講師を務めている。