建設会社に7年間勤務の後、東京藝術大学音楽学部に入学、同大学院ソロ科に進み、中山悌一教授に師事、主に「ドイツ歌曲 及び演奏法」について研究、さらに、ドイツ・ミュンヘン音楽大学に留学、R. ホルム教授、H. ロイター教授に師事。
帰国後、師H. ロイター教授のピアノによりイイノホールに於いて「ドイツ歌曲演奏会」を開催、その後、東京文化会館(小ホール)等、数度のリサイタル、ジョイント・コンサート、NHK・FM放送等に出演。
1974年、ドイツ・リート(歌曲)の“愛と生命と自然”に共感した仲間たち、ヨーロッパ留学から帰国したばかりの若者たちを中心に(故志賀朝子・故朝倉蒼生・辻
宥子・河瀬柳史・下野 昇・渡邊 明・渡邊一夫・P. 加納悟朗、後に田中奈美子・淵脇和範、参加)結成された演奏グループ『ムジツィーレン(MUSIZIEREN)』、ムジツィーレンでは、東京サントリーホール(小)を中心にドイツ歌曲による70数回(約40数年間)の演奏会を開催、現在“老いは隠せず”休会状態である。
同時に、教育への道(ERZIEHEN)に憧れ、“一本の木を大切に育てて、すばらしい森林を夢見る”こんな想いを抱いている老いた76歳の音楽、教育へのロマンチストである。
弘前大学名誉教授、二期会会員、PTNA青森支部長、歌曲アンサンブル研究会代表、(株)音楽喫茶acacia役員
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