京藝術大学卒、同大学院修了。ハンブルク国立音楽大学声楽科、オペラ科共に首席で卒業。在学中メスフィールド賞を受賞。1980年、オランダのセルトヘンボス国際声楽コンクール第2位入賞。
ドイツのブレーマーハーフェン歌劇場とソロ専属契約を結び、「ばらの騎士」のオクタヴィアンでデビュー。
次いでボン歌劇場とソロ専属契約を結び、「ファウスト」のシーベル、「皇帝ティートの慈悲」のアンニオ、「こうもり」のオルロフスキー等を演じる。拠点をハンブルクに移してからは、「運命の力」のプレツィオシルラ、「ドン・カルロ」のエボリ公女など、ドラマティックな役にレパートリーを広げ、その後フリーの歌手としてドイツを中心に、ヨーロッパ各地の歌劇場に出演。また世界的ブームとなったグレツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」をドイツ、アメリカ、オランダ、日本で初演した。
日本でもボッセ、フルネ、サンティ、インバル、デュトワ、シャイー、チョン・ミュンフン、小澤征爾、若杉弘、大野和士ら著名指揮者と共演。役作りと音楽の読みの的確さ、安定した歌唱は、わが国を代表するメゾソプラノとして常に高い評価と信頼を得ている。
東京藝術大学名誉教授。 |
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