桐朋学園大学ピアノ科卒業。大島正泰、寺西昭子両氏に師事。1970年度のオーストリア政府給費留学生。ウィーン国立音楽大学卒業。イェンナー、ホレチェック、スワロフスキー、ショルム、ヴェルバの各教授に師事。1974年にウィーン・フォルクスオーパーの副指揮者・コレペティトーアとして専属契約、10年間にわたり、名歌手や指揮者、演出家の信頼を得て活躍。100余の演目を担当、ウィーンの伝統と演奏様式を身をもって体験。1979年、日本公演の《こうもり》と《メリー・ウィドウ》の音楽主任を務める。 アンサンブル・ピアニストとして国際的に活躍。歌手のリタ・シュトライヒ、ルチア・ポップ、シルヴィア・ゲスティ、エヴァ・ランドヴァー、マリヤーナ・リポヴシェク、ニコライ・ゲッダ、オラフ・ベーア、それにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者(キュッヒル、ヴェヒター、シュルツ、シュミードル)たちの良きパートナーとして、ヨーロッパ・アジア・オーストラリア・日本で共演。外務省派遣の文化親善使節として東南アジアを歴訪。室内合奏や合唱の指揮者としても幅広く活躍。
帰国後も日本各地の音楽祭、メディアで内外の演奏家たちと共演。特にモーツァルトの交響曲の指揮、ピアノ協奏曲のソロでも高い評価を得ている。
現在、東邦音楽大学総合芸術研究所教授、桐朋学園大学、東京音楽大学大学院、国立音楽大学各講師、湘南室内合奏団代表。コンクールの審査員はじめ、執筆・翻訳(ウィンナ・オペレッタの世界、ウィーン音楽地図、ウィーンのモーツァルト史跡探訪)、公開講座なども精力的に行っている。
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