武蔵野音楽大学卒業、渡独。長年にわたりD.フィッシャー=デイースカウのパートナーであり、また国際フーゴー・ヴォルフ協会の会長であるハルトムート・ヘルに師事し、ケルン国立音楽大学大学院歌曲伴奏、表現法科終了。E..シュワルツコップフ、L..ホカンソン、アマデウス弦楽四重奏団の各マスターコースに伴奏者として招かれ、研鑽を積む。その他、ケルン国立総合大学大学院修士課程で、独文学、音楽学、日本学を学ぶ。1990年、ザルツブルク市よりFoerder賞を受賞。ザルツブルク音楽祭、シュレスヴィッヒホルシュタイン音楽フェステイバル、ケルン精霊降臨祭音楽フェステイバル、ハイネ音楽フェステイバル、に出演。「ハイネの詩と音楽」、「シューマンの歌曲と室内楽」、「ドイツと日本歌曲による両文化の融合の試み」など特定の詩人や作曲家にスポットをあてたコンサートシリーズをドイツを中心に各地で行う。一方、ヨーロッパ各地にてテレビ、ラジオに出演、録音を行う。97年には、D.フィッシャー=デイースカウの依頼によりNHKの番組「シューベルトを歌う」(D.フィッシャー=デイースカウ講師)に出演。また、フーゴー・ヴォルフ国際コンクール、ロベルト・シューマン国際コンクールの公式伴奏者を務める。ケルン国立音楽大学講師を経て、現在、武蔵野音楽大学講師。各地で「歌手とピアニストのためのドイツリート」講演、講習会をひらき、”アンサンブルとしてのドイツリートの魅力”を伝えるべく活動を行っている。その一環として毎年夏には、ドイツリート音楽セミナーを主宰している。01年には、慶應義塾大学にて「ゲーテと音楽」と題した特別講演を行う。本年10月より、ゲーテインステイトウートにて「ドイツリート」講座担当講師。
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