ベオグラード生まれ。ベオグラード音楽大学で声楽を修め、またベオグラード哲学大学で外国語と芸術史を学ぶ。1961年から63年までベオグラード国立歌劇場専属歌手、そして1963年より94年まで31年間、ソプラノの中でも軽い声質を持ちながら異例の長期にわたってウィーン国立歌劇場の専属歌手を務める。その間、ウィーン国立歌劇場の日本公演を始め、ヨーロッパ、北米、南米等の主要な歌劇場やコンサートホールでソリストとして数々のオペラやコンサートに出演した。特にモーツァルトとシュトラウスを得意とし、1968年から80年頃までは世界で唯一のスザンナ役(フィガロの結婚)と絶賛され、今日までに350回以上出演している。CD、ビデオなど数多く出し、1980年以降は後継者の育成にも尽力し、優秀な歌手を多く育てている。