11月24日の参加者より
オリヴェラ・ミリャコヴィッチ先生のレッスンでは、今回も貴重なアドバイスを頂きました。時にご自身の身体(見事に鍛え抜かれたものでした)に触れさせたり、口の奥の見せて下さりながら、問題点への解決法や具体的な練習法を示して下さいます。その一部をご紹介します。
息の吸い方
・瞬間的に身体と喉をしっかり開ける(驚いた時の状態)
良い共鳴を得るために
・口は開け過ぎない ・各母音は口ではなく舌で ・舌を下げて口の奥をあける
・日本人は日本語のオ(o)もしくは、oiがフレーズの練習に最適
・鼻の下の筋肉を使う(中音域まで)
・首の後ろを柔らかく ・下顎を楽に→親指を上前歯の裏にあてて練習
声楽を学ぶためには自由でなければならないこと。実際は難しいことですが、愛情溢れるご指導の中で実感することができました。受講者が心身ともに解放されて自然な発声を得た事は、効果的なテクニックのご指導以上に、先生の温かいお導きのおかげと感じます。素晴らしい機会を頂きありがとうございました。関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。(千田ニ実代)