2月16日の参加者より
このたびは歌曲アンサンブル研究会の第100回例会という記念すべき例会に、作曲家の助川敏弥先生をお招きして先生の格調高い歌曲集を勉強させて頂きました事、助川先生はじめ今回の実現まで御尽力いただきました関係者の皆様方に心から感謝申し上げます。今回の例会で取り上げたのは立原えりか作詩の華やかで色彩感豊かな「ガラスの花束」と金子みすず作詩の素朴で透明感のある「夕顔」という二つの歌曲集でしたが、そのどれもが緩急あまっての味わい深いものでした。またそれだけに楽譜上からだけでは得られない部分を、歌、ピアノ共に細部にわたって作曲家の先生にじかに御指導いただけましたことは何事にも勝る喜びでした。何よりも作曲家のイメージをそこなわないような演奏を心掛けることの大切さを教わったように思います。今回の取り組みで現代作品が身近に感じられ、その勉強の面白さに気づかされました。今後も継続して取り上げていっていただけると幸いに存じます。ありがとうございました。小野清子
|