4月21日の参加者より
日本を代表するピアニスト関孝弘先生をお迎えした今回は、イタリア音楽の魅力を大いに感じることができる楽しく有意義な例会でした。
イタリア生活25年を超える先生が留学されて間もない頃、ベル・カント・テノール歌手カルロ・ベルゴンツィと共演された際のユニークな伴奏合わせなど、エピソードを交えながら演奏上役に立つ有り難いお話を下さいました。
音楽は、まず美しさを感じる事。そして「リズムは円である」ということ。地を這うようにではなく、宙を舞うように自由に軽やかに。また、「音楽は歌である」。Cantabileは(歌うことが可能な)と言う意味。他にも語源やイタリアでの日常の使い方を紹介されながら生きたニュアンスを教えてくださいました。今回参加できなかった方には、音楽用語の真の意味がわかる先生のエッセイをお奨めしたいです。
歌に関しては、言葉(特に母音)をはっきり。レッスンもとても楽しく、イタリア音楽の輝きを感じられる幸せなひとときでした。このような貴重な機会を頂き誠にありがとうございました。(千田)
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