4月13日の参加者より
昨年暮の10周年記念コンサートで一曲御一緒したピアノの三枝さんと松川先生のレッスンを受けさせて頂きました。松川先生はそれぞれにアドヴァイスと共に、御自身でピアノを演奏して、「糸を紡ぐグレートヒェン」の後半におけるバスの弾き方、「フィリーネ」の最後は譜面に忠実に、ヴォルフの歌曲は歌詞の一語一語を大事にし過ぎない等、いかに声楽家に歌い易く、その上でピアニストも主張する所は主張するという点を、多彩な音色、響きで示して下さいました。先生のイメージとは違う私の「ガニメード」もアドヴァイスを頂き、大変勉強になりました。作曲家のスタイルを守りつつ、声楽家の個性を尊重し、その中で豊かなピアノ表現をして下さいました。松川先生の素晴らしいレッスン、お世話になりました皆様に感謝申し上げます。
小島 三恵子
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