バックナンバー  今月の例会  例会のあゆみ
2009年5月1日号

研究会より

会のホームページ、みなさんご覧になりましたか?
パソコンをお持ちでない方もコンサート情報などお寄せ下さい。会の活性化をめざす新たな試みです。
>> 例会のご案内

♪ 参加者から ♪
122回例会
フランス歌曲


4月28日の参加者より

 音符と譜面に書いてある意味その表面だけを追いかけているような自分の演奏をどんぴしゃりと指摘を受け、はっとしました。 まずテンポ設定、音も中身も現実的すぎて弾きすぎていたようでした。前奏によって聴く人にイメージを表現し伝える、それは「マンドリン」そのものでもあり、歌詞からわかる情景、ワトーの絵、虚の世界でありながらも真実を伝えることができること、漂っているだけでなくメロディーを積極的に出す場所、レガートとスタッカートで衣服の裾の長さを感じさせる工夫など、私は胸がときめくような喜びを感じ表現してみたくなり、また勇気を得ました。三ツ石先生が種明かしを教えてくださったからでなく自分の頭にまず描くのだと。
 「月の光」も情景を表現し、無重力のような力のかけ方、メヌエットであるような感じさせ方、アイデアをたくさん持たなくてはなりません。武田先生の声はまろやかに透明、美しいフランス語も大変よく理解できた気がいたします。両先生の確信ある愛する音楽への姿勢がストレートに周りにも伝わるからなのでしょうか。ドイツや日本の表現とはまた違うフランス的という都会的な、中に向かう音楽というのも改めて体感いたしました。
 素晴らしい貴重な時間をありがとうございました。
                        西山喜美子(Pf.)
サイトの著作権は歌曲アンサンブル研究会に帰属致しております。
このページの無断転用は固くお断り致します。